弁護士野条健人の交通事故ノート

交通事故の被害者に役立つ情報を発信していきます!!

死亡事故 解決事例 しっかり交渉/最終的に円満解決した事例

日頃お世話していた亡くなった方からの自筆証書遺言発見/しっかり交渉/最終的に円満解決した事例

こんにちは!かがりび総合法律事務所代表弁護士の野条です^^

これまでに、代表弁護士の野条が弁護士生活で解決した事例を紹介しながら、交通事故被害者のみなさんに役立つ情報を発信していきます。

本日は、「日頃お世話していた亡くなった叔母からの自筆証書遺言発見/しっかり交渉/最終的に円満解決した事例」です!

本ブログでは、これまで死亡事故について、あまり紹介していなかったとおもいますが、死亡事故は他の事故とは異なり、相続問題も絡みますので、さらなる知識が必要となります!着眼点としては、以下のとおりです!

1 相続人は誰なのか(相続人の明確化)
2 交通事故による補償はどのようなものか(補償の充実化と明確化)
3 相続の選択(負債との検討)

 お困りごとございましたら、遠慮無くご相談くださいますようおねがいします。

遺言
依頼主 50代
1 相談前について
相談者様(以下、「Aさん」といいます。)は、日ごろより自身の親戚(以下、「Bさん」といいます。)の世話をしてきました。そうしたところ、Bさんが交通事故に巻き込まれてお亡くなりになりました。少し経過して、Bさんのタンスより自筆証書遺言が出てきて、そのなかには、Bさんの全財産をAさんに渡す旨の内容が記載されていました。この後どうしたらよいのか不安になり、弁護士のもとに相談がありました。

2 相談後について
自筆証書遺言の場合、検認作業を家庭裁判所で行う必要があることと、交通事故により亡くなったBさんの慰謝料等2000万円程を相続させる必要があり、その上で相手方保険会社とのも自筆証書遺言の有効性に基づき交渉すること、また保険金を分けてほしいという親族も現れたため、このあたりはあくまでAさんが相続する必要があること等を主張する必要もあり、これらの全てについて対応していく必要があり、依頼を受けました。
その結果、最終的には自筆証書遺言の検認作業も無事に終わり、保険会社との交渉も円満に無事にまとまって、相談者様はBさんの相続財産を得られることになりました。

3 野条 健人弁護士からのコメント
はじめご相談を頂いた際には、自筆証書遺言が有効なものなのかを判例等を調べて調査いたしました。この前提で崩れては進まないため慎重に行いました。また、相続が「争族」となる理由の一つに、単に法律問題で済まされない、つまり、その家の背景や歴史、親族間の力関係などもあります。弱い立場に立っていた相談者さんをしっかりガードして円満に解決することが重要かと思います。