こんにちは!
かがりび綜合法律事務所代表弁護士の野条です!
さて、相手方が任意保険に消極的な場合があります。その場合はさまざまな方法で相手と交渉していきます。任意交渉、相手方自賠責保険を使う、裁判をする、予備的に相手の保険会社がわかっているのであればその保険会社も提訴する、対応方法はたくさんあります。今回はその一例ですが、解決事例を紹介いたします。
1 相談前について
ご相談者さんは、高齢者でありバイクに乗りスーパー銭湯から家に戻るところでした。横断歩道前で停車したところ、後方から来た自動車に追突されました。その自動車に乗っていたのは若い方で、こちらが停車していたことが悪いと言う指摘をしてきました。
ご相談者さんはお困りになられてて、色々と指摘したいこともありましたが、トラブルになってはいけないと思い、弁護士に相談がありました。
2 相談後について
相談を受けて、弁護士費用特約がなかったため、完全成功報酬制で依頼引き受けることにしました。
まず、相手方に保険を使用してもらうことが必要と考え、電話をかけてきた保険会社に懇々と説得していきました。ポイントは、自賠責保険を使用すること、それから相手方保険を適用しないと裁判を行うことになること、これを理由に積極的に説得しました。保険会社は、相手方が過失がないと述べているということでしたが、明らかに不当な理由ですからそれは排斥されるべきであることを述べ、保険会社にも理解をさせてもらうように述べていきました。
最終的には保険会社にも説得してもらい保険の適用が認められました。最終的には後遺障害が認められ、相手方が任意保険使用に消極的な場合でも粘り強く交渉して任意保険使用させ、損害賠償金として約200万円で解決しました。