弁護士野条健人の交通事故ノート

交通事故の被害者に役立つ情報を発信していきます!!

脳外傷による高次脳機能障害による損害賠償の問題点

弁護士の野条です。

私は、様々な交通事故の法的問題点や裁判例を鋭意分析し、交通事故事件の解決に役立てることを狙いとしています。

 最近では、個人的には、脳外傷による高次脳機能障害による損害賠償の問題点の分析、研究に努めています。
高次脳機能障害は、「見えにくい障害、見過ごされやすい障害」と言われており、実際にも、相談して頂くご依頼者様にも、急性期の段階では、単なる外傷性の判断により主治医の先生に見過ごされてしまっているケースや、意識回復後も形式上回復がなされた後、本人の社会生活の変化や判断能力の低下が起きているにもかかわらず、他者から認知されていないケースがあります。

 このような高次脳機能障害の分析、研究に努めているのは、もちろんながら、裁判例や医学的見地が必要となる高次脳機能障害の被害者の皆様のため、正当な補償を実現する点にありますが、それだけでなく、「見過ごされやすい障害」により周りの方々から認められず苦しんでいるご本人の方々やこれを支えるご家族の皆様のお役に立ちたいと思うからにほかなりません。

 これまでに解決させて頂いた難度の高い高次脳機能障害の事案では、高次脳機能障害と事故の因果関係が認められるかが争点となっていました。 
ご依頼時から、ご本人様やご家族のみなさまの絶え間ない努力や献身的なサポートを目の前にし、ついつい私も熱くなり、「何としてでも被害者救済するっ!」と強い意気込みで熱く熱く日々執務をとらせて頂きました。経過は割愛させて頂きますが、粘り強く、決してあきらめない姿勢により、最終的には高次脳機能障害の判断が下り、因果関係も無事に認められました。

弊所では、難度の高い交通事故事件に取り組んでおり、交通事故の知識、見識があるだけでなく、交通事故被害者の救済の旗印のもと、親身に寄り添った上で問題解決にあたらせてもらっています。お気軽にご相談ください。