こんにちは!
かがりび綜合法律事務所代表弁護士の野条です。
本日は、評価損についての私見を述べていきます。
野条とドライブが好きなのでよく分かるのですが、クルマの修理をして元に戻っても事故車扱いになったらクルマの価値は落ちるんだから、その分って損害にならないの!?という素朴な疑問から出発しています。
特に新車や高級車両であれば事故車扱いになると、中古車としての価値は一気に下がります(当たり前といえば当たり前ですよね笑)
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さて、これについては、実は幾つか考え方があります。
◆評価損否定説
事故後も事故車両を売却せず使用している限りは損害として現実化しておらず、これを認めると、買替えを正当とする理由がない場合にも買替えを認めたのと同一の利益を被害者に与えることになってしまうなどの理由から、評価損を否定する見解
◆評価損肯定説
現実に中古車市場では事故歴や修理歴のある車両は価校社低下する傾向があるなどの理由から、評価損を背定する見解
◆評価損限定肯定説
評価損が肯定されるのは、車体の骨格部分、エンジンなど走行性能、安全性能に関わる部分に事故の影響が及んでいる可能性がある場合に限られるとする見解
◆私見
確かに、自動車が修理をすれば外形上元に戻っているとすれば特に損害はないように見えます。しかしながら、修理をしても平たくいえばガタが来る可能性がある、その可能性があれば当然に中古車市場で価値は落ちることになります。これらの目に見えない損害をどうやって具体化していくことになるのかがポイントになるとおもっています。
すなわち、損害は金額として具体化できるか、中古車市場において事故歴や修理歴のある車両の価格が低下することをどう評価できるか、これが重要になってくるかと思います。そういう意味では、肯定説に立って証拠収集するということも大事ですが、否定説な発想にたつと、本件はおかしいといえるようにするのが重要だと思います!
過失割合については以下で紹介しております!
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