弁護士野条健人の交通事故ノート

交通事故の被害者に役立つ情報を発信していきます!!

【解決事例】高齢者の交通事故 最終的には240万円増額した解決した事例

 

 

こんにちは!

 

かがりび綜合法律事務所代表弁護士の野条です。

 

本日は、【解決事例】高齢者の交通事故 最終的には240万円増額した解決した事例についてお話いたします!!

 

さて、本件は野条としても何度も医師に医療照会を行い、後遺障害も異議申立も行い、逆転で異議申立が認められ、それでも相手方保険会社が対抗してきて、訴訟まで至った事案で(保険会社の担当者さんのお名前も忘れもしません笑)、最終的に勝訴的な和解ができた事例です。

 

本件の後遺障害は、後遺障害14級7号「一手のおや指以外の手指の遠位指節間関節を屈伸することができなくなったもの」です。

 

 

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1 後遺障害14級7号

 

2 事例解説

 ご相談者さんは、自転車を走行中に見通しが悪い信号機のない交差点において、自動車と衝突し、自転車ごとアスファルトに打ち付けられました。

ご相談者さんは70代後半ということもあり、入院することになりました。ここで、大きな問題が起きました。と言いますのは、相手方保険会社の担当者さんから、「入院の必要性がありますか?」という意見が出てきました。これには被害者さん家族もお怒りになれました。確かに、ご相談者さんの診断書には、小指の骨折と腰椎捻挫だけが記載されています。しかしながら、全身をアスファルトに打ち付けているわけですから、それ相応の障害があるはずでした。このため、転院を行うことにより、腰椎骨折の疑い、頸椎、頭部挫傷(頭部は出血までしていますから当たり前なのですが)、このため、ご家族が弁護士さんに依頼して対応したいということになりました。ご家族のお孫さんが過去に野条弁護士に依頼したことがあったので、その信頼からご依頼いただくことになりました。

 

 

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3 弁護士を入れた後の対応について

 当方としては入院の必要性(個室の必要性について)も間違いなくある事情がありましたので、エビデンスがあることをに努めました。具体的には、、、、、また、本件は高齢者の交通事故であり、娘さんが毎日入院を付き添っていましたので、その娘さんが付き添い介護を行っていましたので、こちらについても立証を行う必要がありました。これらについては、

 さらに、後遺障害14級7号に該当するはずであるとして、かなりの立証に工夫を重ねました。最終的には訴訟になりましたが、見事に勝訴的な和解ができました。

 

 

 

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